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発表文献, 研究, 資料と情報, 亀田能成


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Fractal Video Compression

2次元フラクタルビデオ圧縮システムでは、Iフレームは高速圧縮する必要が ある。我々の経験では、1つのレベルが局所符号化、もう1つのレベルが大局 符号化で、各レベルが2対1空間収縮フラクタル符号設定という2レベル4分 木圧縮器で十分である。

このようなIフレームを復号するとき、実際には各反復の中で隠しフレームが 生成される。例えば、もしIフレームFが初期画像からの自己参照フラ クタル符号の10回反復によって生成されたら、我々は引き続く10枚のPフレ ームにIフレームのフラクタル符合と同一の符合集合(これらはそのフレーム ではなく、先行するフレームによって参照されることになる)を持たせること になる。そして、明らかに、同一の画像からスタートすると、10番目のP フレームに達するときには最初の処理で得られたのと同一のIフレームが得ら れることになる。結果として、 フラクタル表現されたIフレームは時間の 遅れが許されるならばPフレームの系列で置き換えることができる (図10.2.2)。

次節では時間遅れの解決策を示すので、フラクタルビデオ圧縮システムでは全 ての疎フレームをPフレームとして扱える。



Yoshinari Kameda
1998年09月01日 (火) 11時37分22秒 JST