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研究,
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亀田能成
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人体の運動をカメラから観察することを考える。このとき、人体内部の体節を
見かけ上、運動・静止・隠蔽の3種類の状態に分類する。ただし、注目する体
節自身の関節が回転運動していなくとも、その体節が他の体節の関節運動によ
って移動する場合は、運動状態であるとする。また、隠蔽状態とは、注目する
体節が他の体節によって隠蔽されている状態であり、実際に運動しているか静
止しているかを問わない。
これに対応して、人体モデルの各ノードを排他的に3状態に分類する。各状態
において関節角度を求める際、次のようなことを考慮しなくてはならない。
-
運動状態のノード
カメラから観察される。関節角度の推定に差分画像情報を利用できる。
-
静止状態のノード
カメラから観察される。関節角度の推定に画像情報を利用できるが、対応する
画像平面上でフレーム間差分は生じない。
- 隠蔽状態のノード
カメラから観察されない。関節角度の推定に画像情報を利用できないので、
3章の角速度保存則の制約を用いる。
ここで、時刻tにおける運動状態のノードの集合を、静止状態
のノードの集合を、隠蔽状態のノードの集合をとす
る。
Yoshinari Kameda
1997年04月07日 (月) 17時08分18秒 JST